こんにちは。WEBデザイン担当の石村です。
「修正・編集しやすいデザインデータを作る」方法のひとつは、
「レイヤーを整理しておく」ことです。
左図が整理されていない状態、右が整理後
左の状態ですと、レイヤー単体の修正は出来ても、ひとまとまりのコンテンツ(例:ヘッダー領域etc…)修正が難しいです。
以下整理する際のポイント4つ。
1. わかりやすい名前をつける。
「グループ4」「シェイプ5」「長方形102」などのレイヤー名が制作過程で増えていきます。
時間が経つと何のレイヤーなのかわからなくなります。
名前がある方が、オブジェクト選択の際に探しやすくなります。
制作データは自分のものだけではないので、チームの同僚やデータを必要とするクライアントにもわかるようなレイヤー名にしましょう。
日本語でも英語でも、自分や第三者がわかればどちらでもいいです。
例)「ヘッダー」「→」「□」「左サイドナビ」etc…
【名付けのタイミング】
- レイヤーの名前付けはレイヤーを作った段階でやる
- 名付けに悩むような物であれば、考えている時間の方が無駄になるので無理に名付けなくてもいい。
2. 「◯◯のコピー」は取ってしまおう
・・・「のコピー」…何でもないように思えますが、レイヤーを複製することが多いWebデザインでは、何かと邪魔になります。
「のコピー」表示をしない様に設定しましょう。(Photoshop CS5からの機能です)
- レイヤーパレット右上にあるリストメニューに中にある「パネルオプション」を選択します。
- レイヤーパネルオプション内、”コピーしたレイヤーとグループに「コピー」を追加”の項目にデフォルトでチェックが入っているので外します。
これでレイヤーをコピーしても「のコピー」は表示されなくなります。
3. グループ化(フォルダ格納)しましょう。
「ヘッダーとナビゲーションの位置を変えたい」などの修正が入った時、ヘッダーなどを構成してる数種類のレイヤーが、バラバラに配置されていると、レイヤーを全て選択するだけで一苦労です。
「レイヤーをグループ化する」手間だけ最初にかけてやれば、それだけで修正は楽になります。
4. 不要なレイヤーは削除
「非表示」にしたままレイヤーを放置したままコーダーさんや別デザイナーさんにデータを受け渡す際、何かの弾みで表示させてしまったとき、正しいデザインが何かわからなくなってしまします。
それでも、写真レイヤーなど、候補が幾つかあったりで、削除できないのもあります。
そんな時は…メモを残したり、レイヤー名に情報を書いたりします。
まとめ
名前付けたり、グループ化したり、レイヤー削除したり…と、デザインそのものに気を取られ、後回しになりがちな内部整理ですが、
これをやっておかないと、後に修正、編集にもっと時間がかかります。
最初にデザインする段階から、レイヤー整理する習慣を付けておいたほうがいいでしょう。